新宿御苑 (新宿区内藤町)


ポカポカ陽気に誘われて「新宿御苑」へ。春の訪れを感じてきました。梅、寒桜、河津桜と桜と梅の競演。福寿草の黄色が鮮やか!!  -2019.02.20-

梅 (ウメ)

バラ科の落葉高木。中国原産。葉は卵形で縁は先がとがり、鋸歯がある。早春、葉より先に、白・淡紅・紅色などの五弁または重弁で香りの強い花を開く。果実は球形の核果で酸味が強く、梅干しや梅酒とする。

福寿草 (フクジュソウ)

キンポウゲ科の多年草。花は光沢のある黄色で径3~5センチメートル、花弁は多く、日が当たると開く。

寒桜 (カンザクラ)

バラ科の落葉高木。2月頃、葉の出る前に、淡紅色の5弁花が咲く。オオシマザクラとヒカンザクラの自然交配種といわれ、淡紅白色の花を開く。冬桜。               

河津桜 (カワヅザクラ)

サクラの一品種。ヒカンザクラと早咲きオオシマザクラの自然交配種とみられ、静岡県河津町の河津川河川敷で1955年に見つかった。早咲きのうえ、約1カ月間と開花期が長いのが特徴。 2月頃、一重で淡紅色の花をつける。

十月桜 (ジュウガツザクラ)

マメザクラとエドヒガン交雑種で江戸時代後期から栽培されているバラ科の落葉高木。八重咲きで秋と春の年2回開花する。

サンシュユ (山茱萸)

別名をハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれるように、黄色というより黄金色。ミズキ科の落葉樹。3月頃に花を枝いっぱいに咲かせ、9月頃、赤いグミのような実をたくさんつける。中国原産で江戸時代に漢方薬の原料として渡来した。

マンサク (満作)

日本固有の落葉低木。早春に葉より先に花が咲く“まず咲く”が変化したのが名前の由来。また、枝いっぱいに花が咲く様子を豊年満作に例えたとも言われている。

ジャノメエリカ (蛇の目エリカ)

南アフリカのケープ地方原産の常緑低木で、1920年頃に渡来。11月から4月ごろ、小さな釣鐘型の桃色の花を咲かせる。花の中心の黒い雄しべの葯(雄しべの一部で、花粉をつくる器官のこと)が特徴で、蛇の目模様に見えることから付けられた。おしべが黒く目立つことから「クロシベエリカ(黒蕊エリカ)」とも呼ばれる。

ロウバイ蝋梅)

ロウバイは、ロウバイ科ロウバイ属の落葉広葉低木。寒さ厳しい1月から2月にかけて葉の出る前の枝に、黄色い花を多数つけ、あたり一面に甘い芳香を漂わせる。英名はウインタースイート(Winter Sweet)、漢字では「蝋梅」と書くが、バラ科の梅とは無関係。滑らかで半透明の小さなロウバイの花は、蝋細工の梅のように見えたため蝋梅(ロウバイ)と名づけられたと言われている。(諸説ある)