英勝寺の白藤 (神奈川県鎌倉市)


現在鎌倉に残っている唯一の尼寺。江戸時代には水戸徳川家の姫が代々住職をつとめてきた歴史を持つ。開基の英勝院尼は太田道灌の子孫で、お勝の方と呼ばれ、徳川家康に仕えたのち出家して英勝院と号した。1636年、三代将軍家光から太田道灌の土地を譲り受け、「英勝寺」を建立。没後は、徳川水戸家の姫が代々住職をつとめてきたという。「花の寺」としても知られ、春には白藤、初夏にはあじさい、秋には彼岸花や紅葉、冬には柊や水仙と、季節によってさまざまな草花が楽しめる。

-2005.05.04-