足立区都市農業公園 (足立区鹿浜)


足立区都市農業公園」は、「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマに、園内の田んぼや畑では自然の仕組みを活かした無農薬無化学肥料での栽培を行い、自然教育普及やプログラム実施、収穫物の園内マルシェでの販売を行っている。春は約50種290本の「五色桜」、河川敷の35,000球の「チューリップ花壇」、秋にはコスモス、冬には梅などの四季折々の花も楽しむことができる。 ~足立区都市農業公園HPより転載~ -2019.04.16-

芝生広場


ワシントンへ渡ったサクラと

「里帰り桜」

荒川堤のサクラは明治45(1912)年、東京とアメリカのワシントンの親善のために寄贈。そこで荒川堤から12種3,000本のサクラがワシントンのポトマック河畔に植えられた。しかし、第二次世界大戦による被災や戦後の急激な都市化などにより多くのサクラが荒川堤から失われた。こうした状況の中、足立区と東京都は昭和27年にワシントンに依頼して、以前東京から贈ったサクラの苗木をもらうことになり、サクラが故郷に里帰り。さらに昭和56年に区制50周年記念として、再びワシントンからサクラの里帰りが実現することとなり、現在の都市農業公園や五色堤公園に植えられた。「芝生広場」には昔の“江北五色桜”の風景を再現するため、ワシントンから里帰りした桜を含めて29品種の桜が植えられている。

江北五色桜


江北五色桜

昔、荒川堤の五色桜は東京でも有数の桜の名所として親しまれていました。五色桜とは品種の名前ではなく、染井吉野のほかに八重桜などの品種が混植されて白や黄色、淡紅色、紅色などに彩られ五色の雲がたなびくように見えたためといわれて言われています。ここには当時の風景を再現するために里帰り桜の中から34品種82本の桜が植えています。~下記案内板より転載~

関山(かんざん)

代表的な八重桜で塩漬けした花は桜湯に使われる               

日暮(ひぐらし)

円形の花びらの外側が淡紅紫になる特徴がある

江戸系(えどけい)

江戸時代には既に存在しており、荒川堤に栽培されていた八重咲きの品種

松月(しょうげつ)

八重桜の中でも最も美しい品種のひとつ

糸括(いとくくり)

花が束になって下垂するのでこの名前がついた

八重紫桜(やえむらさきざくら)

小石川植物園で紫桜の実生を栽培して生まれた

手弱女(たおやめ)

京都の平野神社にあり、美しい花を咲かせる

高砂(たかさご)

4つの野生種が関わる品種。他の八重桜の桜より花期が早い。

駿河台匂(するがだいにおい)

江戸駿河台の庭園にあった。特にいい香りがする。

鬱金(うこん)

咲き始めは緑、後淡黄色、散り際は中心部が紅色に変化。つぼみは淡紅。

御衣黄(ぎょいこう)

黄緑色の花が珍しいサクラ


えんどう豆の花

河川敷大花壇


荒川河川敷大花壇には約3万5千球ものチューリップなどの草花も咲き乱れる。


足立彫刻のまち大賞作品

「お兄ちゃんと一緒」


幼稚園の遠足

水筒の並びがかわいい!!

古民家と長屋門


旧和井田家住宅(母屋)一棟

 <足立区指定有形民俗文化財>

江戸時代後期の建築で、間口8間(約14.5m)、奥行5間(約9.1m)、屋根は寄棟造の茅葺。もと花畑二丁目にあった和井田家邸で、伝えによれば安永2年(1773)頃に生まれた四代目当主の代に建てられたといいます。

長屋門 <足立区指定有形民俗文化財>

明治30年(1897)頃の建築で間口約9間半(17.5m)、奥行約2間半(4.8m)、高さ約2間(3.9m)、屋根は入母屋造の桟瓦葺で、旧上谷中の浅野久右衛門家の正門として「谷久門」と称されていました。