附属自然教育園 -春-(港区白金台)


今は何が見頃?木々の緑を求めて附属自然教育園へ。いろいろな野草の花が咲いていました♬ -2021.04.23- 園内の詳細は、 附属自然教育園 (July.2020) をご覧ください。

路傍植物園


ムサシアブミ(武蔵鐙)

サトイモ科テンナンショウ属の多年草。花序はテンナンショウ属特有の仏焔苞(ぶつえんほう)と呼ばれるものの中にある。ムサシアブミは、花をつつむ仏焔苞が武蔵国で作製した鐙(あぶみ)という馬具に似ていることから名前がついたと言われている。葉は2個で小葉は3枚。湿った林の下でよくみられる植物。

フタリシズカ(二人静)

センリョウ科チャラン属の多年草。茎の先に2本の花穂を出す姿を静御前とその亡霊の舞姿に例えたことからこの名前がある。ただし実際には花穂の数は3本や4本のものもあります。また、同じ仲間のヒトリシズカは茎の先に1本の花穂を出します。

マンリョウ(万両)

ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木。赤い実が美しく、センリョウ(千両)、カラタチバナ(別名を百両)、ヤブコウジ(別名を十両)とともに、お正月の縁起物として飾られる。

ヤマブキソウ(山吹草)

ケシ科クサノオウ属の多年草。木本のヤマブキの花に似た野草という意味で、この名前が付けられた。ヤマブキソウの花弁は4枚で、木本のヤマブキはバラ科で花弁は5枚。

ホウチャクソウ(宝鐸草)

ユリ科チゴユリ属の多年草。花の形が寺院の軒下などにぶら下がる宝鐸(ほうちゃく)に似ているのでこの名がある。

ハクウンボク(白雲木)

エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木。白い花が鈴なりに咲く様子を「白雲」に見立てたことから名前が付けられた。新しい枝の先に総状花序をだし白い花が20~30個つり下がっている。


武蔵野植物園


キンラン(金蘭)

ラン科キンラン属の多年草。黄金色の花を付けることからキンランと名前がつけられた。地上性の野生蘭で、春、茎先に総状花序を伸ばし、黄色い小さな半開き/全開しない花を付ける。長楕円形で葉脈がはっきりしている6~8枚の葉が互生して付き、茎を抱く。 五弁花で唇弁先端は3裂し赤褐色の隆起がある。

エビネ(海老根)

ラン科エビネ属の多年草。日本に自生するランの仲間の代表的な種で美しい花を咲かせる。地下茎に節が多く、ヒゲ根が出ている様子がエビに似ていることから、この名前が付けられた。

水生植物園


チョウジソウ(丁字草)

キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草。花の下の部分が胴長で、この形が香辛料となるチョウジ(フトモモ科の高木)の蕾に似るため、また、花を横から見ると、「丁」字の形に見えることからこの名前がある。有毒植物。川岸などの湿った草地に生育する。園芸目的の最終や開発による湿地の減少などにより自生地が減少し、現在は環境省のレッドデータで準絶滅危惧(NT)に指定されている。

カキツバタ(燕子花、杜若)

アヤメ科アヤメ属の多年草で水湿地に群生。昔はこの花の汁で衣服を染めるのに利用され、「書付花(かきつけばな)」と呼ばれていたのが訛り、「カキツバタ」となったとされている。アヤメの花によく似ているが、花弁(外花被片)の元の部分の模様を見れば区別できる。カキツバタは細長く白い斑紋で、アヤメは黄色の網目模様となっている。他にも葉の幅がカキツバタの方が長く(2~3㎝)、アヤメの方が短い(0.5~1㎝)という違いも。

アヤメ(綾目)

アヤメ科アヤメ属の多年草。多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びている。湿地の植物のように思われているが、低山から高原の明るい草原に見られる植物。花に文目(あやめ)模様があることからこの名前があります。

ハンノキ

カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で、池や湿地などに生育。

湿地


コサギ(小鷺)

モミジの新緑