シチリア周遊11日間


お友達とパレルモ在住の友人を頼って、シチリアの観光スポットを巡りました♬「パレルモ旧市街」、パレルモ近郊「モンレアーレ」「モンデッロ」。パレルモから一日観光「セジェスタ」「トラーパニ」「エリチェ」。パレルモからバスに乗って「カターニャ」を経由し「タオルミーナ」、パレルモ在住の友人が企画してくれた「プライベートツアー」:イタリア人の男性ドライバーの専用車で「アグリジェント」「ピアッツア・アルメニーナ」「カルタジローネ」。ゆったり11日間、シチリアを満喫しました!! -2004.10.01~11-

絵葉書

パレルモ在住の友人企画の「プライベートツアー」。

イタリア人の男性ドライバーの専用車で。

Andiamo!!

パレルモ → 🚙 → アグリジェント → 🚙 → ピアッツァ・アルメリーナ → 🚙 → カルタジローネ  -2004.10.07-

アグリジェント (Agrigento)


シチリア島南西海岸近くに位置する町。地中海を隔ててアフリカのチュニジアに向かい合っている。見所は鉄道駅周辺の「旧市街」と遺跡群のある世界文化遺産の「神殿の谷」。

神殿の谷 (Valle dei Templi) 〈世界文化遺産〉


「ジュノーネ神殿」、「コンコルディア神殿」、「エルコレ神殿」と神殿の道がkmも続く、シチリア島で最も名高い遺跡。紀元前6世紀からギリシャ植民地としてアグリジェントは、古代地中海世界の重要都市のひとつで、威厳あるドーリア式神殿がいくつも街に建てられ、アグリジェントの覇権を誇示していた。それらの20近くの神殿遺跡群がこの「神殿の谷」。1997年に「アグリジェントの遺跡地域(Area Archeologica di Agrigento)」として世界文化遺産に登録された。

ジュノーネ・ラチニア神殿 (Tempio di Giunone Lacinia)


ローマ神話の主神ユーピテル(ギリシャ神話のゼウス)の正妻であるジュノーに捧げられたドーリス式の神殿で、大きさ約38m×約17m、高さは約15m。「コンコルディア神殿」と同じく紀元前460年頃に建造されたが、カルタゴの進攻と中世に起きた地震の被害で全壊し、現在は25本の柱と柱の上の横部分のみ形を留めている。

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「コンコルディア神殿」まで

まっすぐ進む

両脇の木はアーモンド

城壁跡

ギリシア時代にアグリジェントの町を取り囲んでいた城壁跡。空いている穴は、ビザンチン時代に墓として使われていたといわれている。

コンコルディア神殿 (Tempio della Concordia)


コンコルディアとは「平和」「調和」「和解」を象徴するローマの女神の名がつけられた。紀元前450年頃に建造されたドーリア式の神殿で神殿の規模は横19.7m、縦42m、高さ14mとシチリア島で最も大きい。前面6本、側面13本の柱が現存していて、保存状態が良いことで知られている。

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エルコレ神殿 (Tempio di Ercole)(別名:ヘラクレス神殿)


ローマ神話の英雄エルコレ(ギリシャ神話のヘラクレス)に捧げられた神殿で、「ヘラクレス神殿」とも呼ばれている。8本の円柱、現在は地表に転がる石材の山と円柱だけが残っているが、当時はファザードに6本、側面に15本と円柱が並んでいたといわれている。ドーリア式神殿の中では最も古い紀元前520年に建造された。

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ジョーヴェ オリンピコ神殿(Tempio di Giove Olimpico)(ジュピター神殿)


天空の神ゼウスを祀るために建てられた神殿で、完成時の大きさは幅56m、奥行き116mという巨大なもの。紀元前480~470年以降に建造されたが、未完のうちに紀元前406年にカルタゴによって破壊され、後、地震により倒壊してしまい、現在は巨大な岩塊が積み重ねられた状態で残されている。

7.75mの巨大な人像型の柱

「テラモーネ」のレプリカ

この「テラモーネ(Teramone)は、ジョーヴェ・オリンピコ神殿の中央を装飾するためと、円柱にかかる重圧を軽減する役割を果たすために使われていた。オリジナルはアグリジェント州立考古学博物館に展示。

アグリジェントの町が見えます!!

ピアッツァ・アルメリーナ (Piazza Armenina)


シチリア島の内陸部に位置、町の中心は、標高約700mの山の上にあり、町の一番高いところに17世紀の初めに建てられた大聖堂がある。ピアッツァ・アルメリーナの町から、5kmほど離れた緑豊かな郊外に世界遺産に登録された古代ローマ時代の別荘「ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ 」がある。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ(Villa romana del Casale)〈世界文化遺産〉


ローマ帝政時代の3〜4世紀に、大土地所有貴族が田園に建てた豪奢な別荘跡。贅をつくした建物で、特にほぼ全室(50をえる)3500 ㎡以上の床を埋め尽くすモザイク画の質の高さと規模は古代ローマ時代最大ともいわれている。モザイクにはアフリカの影響を受けた動物やビキニの女性など斬新な図像も描かれ、当時この地まで経済力を及ぼした古代ローマ文明の跡もうかがい知れる貴重な遺跡。1997年に世界文化遺産に登録された。

かつての「正門」

「浴場群」

ボイラー室が3つ並ぶ

上記写真:イタリア旅行社HPより転載

上記写真:UNESCO World Helitage Centre HPより転載

「中庭を囲む回廊」


「浴場更衣室」

「使用人の部屋」

使用人の部屋は幾何学模様のモザイク

「サヒーニ族の女性略奪の間」

「四季の間」


「キューピットたちの魚釣りの間」

「大狩猟の廊下」

狩りのモザイク

「ビキニの少女の部屋」

ダンベルやボールをもったり

冠を頭にしているのが優勝した女性?

勝利者の証の〝シュロの葉〟が

手渡されてる。

「子供部屋」

「エロスとパンの前室」

夫婦の寝室「愛の寝室」

オデュッセウスとポリュペモス

カルタジローネ(Caltagirone)〈世界文化遺産〉


シチリア島の南東部に位置、標高約600メートルの山の斜面に作られた街でイタリアを代表する伝統工芸・マジョルカ焼の産地として有名。街の中心にある長階段142段の「サンタ・マリア・デル・モンテ階段(Scalinata di Santa Maria del Monte)」が街のシンボルで「スカーラ」と呼ばれ親しまれている。2002年、「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」のひとつとして世界文化遺産として登録された。

サンタ・マリア・デル・モンテ階段(Scalinata di Santa Maria del Monte)


「スカーラ(Scala)」と呼ばれ親しまれている。階段の蹴上がりに、動物や植物をモチーフにしたマジョルカ焼きのタイルがはめ込まれていて、142段すべて違うデザインになっている。幅8.4m、長さ130m。

142段の階段、絵柄がすべて違います!!

スカーラの両脇には

陶器の工房兼お店があります

142段を上り切って。

サンタ・マリア・デル・モンテ教会

(Chiesa di Santa Maria del Monte)

サンタ・マリア・デル・モンテの階段を上りきった右手にある「サンタ・マリア・デル・モンテ教会」。12世紀に創建された教会で淡い水色に塗られている内部の天井が特徴。サンタ・マリア・デル・モンテ教会階段の名前の由来もこの教会名からきている。

振り返ってみると、

静かなる町並みが…。