シチリア周遊11日間


お友達とパレルモ在住の友人を頼って、シチリアの観光スポットを巡りました♬「パレルモ旧市街」、パレルモ近郊「モンレアーレ」「モンデッロ」。パレルモから一日観光「セジェスタ」「トラーパニ」「エリチェ」。パレルモからバスに乗って「カターニャ」を経由し「タオルミーナ」、パレルモ在住の友人が企画してくれた「プライベートツアー」:イタリア人の男性ドライバーの専用車で「アグリジェント」「ピアッツア・アルメニーナ」「カルタジローネ」。ゆったり11日間、シチリアを満喫しました!! -2004.10.01~11-

絵葉書

パレルモ (Palermo)


シチリア島北西に位置刷る港町。シチリア州の州都。島の第一の都市で、ローマ・ミラノ・ナポリ・トリノに次ぐ第5番目の規模を誇る。地中海の中心地という地理的な条件からアラブやノルマンといった南北からの侵略の結果、異文化が入り交じった跡が残る。

旧市街観光 -2004.10.02-

クアットロ・カンティ (Quattro Canti)


クアットロ・カンティ(Quattro Canti)とは、日本語に訳すと四辻(四角)の意。スペイン支配時代の17世紀初頭に完成した優美なバロック様式の装飾が4つの角を飾る。それぞれは3階建てで、1つの角には3体ずつの彫像が置かれ、1階部分には“春夏秋冬”を表す寓意像。2階部分には当時の歴代スペイン総督、更にその上の3階部分には、パレルモを4つに分けた区域のそれぞれの守護聖人の像が置かれている。

プレトリア広場 (Piazza Pretoria)


パレルモの旧市街にあるパレルモ市庁舎が面する広場。広場の中央に「プレトリア噴水(Fontana Pretoria)」。直訳すると、法務官広場がある。この噴水は、16世紀半ば、ルネサンス期の彫刻家フランチェスコ=カミリアーニがつくった噴水。ルネッサンス様式の色々なポーズの男女の裸体の彫像が30体ほど並ぶ。

プレトリア噴水

(Fontana Pretoria)

サン・カタルド教会 (Chiesa di San Cataldo) 〈世界文化遺産〉


3つの赤いクーポラが特徴の「サン・カタルド教会」。12世紀後半、ノルマン朝シチリア王国の国王グリエルモ1世の時代に建造され、19世末に改築された。パレルモを代表するアラブ‐ノルマン様式の建築物の一つとして知られる。 教会内部は、一切装飾がないシンプルなつくりとなっていて、これは2代目ノルマン王に使えた宰相によって建設が始まったものの、途中で暗殺されてしまったためなのだそうです。2015年、「パレルモのアラブ・ノルマン様式の建造物群およびチェファルー大聖堂、モンレアーレ大聖堂」として世界文化遺産に登録された。

マルトラーナ教会 (Chiesa della Martorana) 〈世界文化遺産〉


別名、「サンタ・マリア・デッラミラーリオ教会(Santa Maria dell’Ammiraglio)」。12世紀半ば、ノルマン朝シチリア王国ルッジェーロ2世の時代の海軍提督ジョルジオ=ダンティオキアにより建てられた。16世紀から18世紀に何度も改修され、バロック様式のファサードがつくられた。内部は「ルッジェーロ2世に戴冠するキリスト」をはじめとする、ビザンチン様式のモザイクの傑作が残っている。2015年、「パレルモのアラブ・ノルマン様式の建造物群およびチェファルー大聖堂、モンレアーレ大聖堂」のうち、アラブ・ノルマン様式建造物の1つとしてとして世界文化遺産に登録された。

中央ドーム内を彩る黄金のモザイク

中心にクーポラを据えたギリシャ十字式の平面を持ち、クーポラや後陣には、シチリアで最も古い12世紀のモザイクが輝く。

クーポラに描かれているのは「全知全能の神キリスト」。キリストの回りを4人の大天使が囲んでいる。その周囲には福音史家や預言者、聖人を描いたモザイク画が並び、「聖母被昇天」の絵が飾られている。

 

 

 

当時の王ルッジェーロ2世が

キリストから王冠を授けられる場面

海軍提督

ジョルジョ・ディ・ダンティオキアが

亀のようになって

聖母マリアにひれ伏す場面

(亀は忠誠心の象徴)


サンタ・カテリーナ教会 (Chiesa di Santa Caterina)


16世紀後半に建てられ、建築様式は、バロック様式。シンプルなファサードとは対照的に内部は豪華なバロック装飾。

パレルモ大聖堂(Cattedrale di Palermo)


旧市街のヴィットリオ・エマヌエーレ大通りにある大聖堂。この聖堂はシチリアの数奇な歴史を体現している。4世紀頃、キリスト教の教会として建てられたものが、9世紀からのイスラム帝国支配下でモスクに改装され、その後ノルマン人により奪還・征服され、1184年にシチリア・ノルマン様式の聖堂が建てられた。これが今日の建物の原型で、その後改築・増築がくり返され、1185年に大規模な改築を経て今日に至った。さまざまな建築様式が混在し、外観にイスラム文化の影響が色濃く残っているのは、こうした歴史による。

建物裏側も美しい!!

ヌオーヴァ門 (Porta Nuova)


ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの終点にある「ヌオーヴァ門」(1583年造)。ノルマン王宮の脇に掛けられたルネッサンス・アラブ・ノルマン混合様式の門。門の東側と西側のそれぞれに表情の違う人物像が、個性的に彫り込まれている。


ノルマン王宮 (Palazzo dei Normanni) 〈世界文化遺産〉


もとは9世紀に建てられたアラブ人の要塞だったが、初代シチリア国王ルッジェーロ2世が1140年に竣工させた王宮。要塞、また王宮でもあり、政治の拠点としても使われた建物は、現在はシチリア州議会堂として使われている。この「ノルマン王宮」の2階に「パラティーナ礼拝堂」(Cappella Palatina)、3階に「ルッジェーロ王の間」(Sala di re Ruggero)がある。

絵葉書

王宮の回廊にみごとなモザイク

パラティーナ礼拝堂(Cappella Palatina) 〈世界文化遺産〉


「ノルマン王宮」の2階のアラブ・ノルマン様式の「パラティーナ礼拝堂」。長さ32m、幅12.4mの小さな礼拝堂は壁一面が金箔モザイクで装飾されている。初代ノルマン王ルッジェーロ2世の戴冠の年、1130年に建設が始まり、1143年に献堂されたこの礼拝堂は、ルッジェーロ王個人の礼拝堂として王宮内部に建てられた。建設にはノルマン人の到達以前にシチリアを支配していたギリシャ人(ビザンチン帝国)、イスラム教徒が携わったといわれている。内部は、きらびやかなビザンチン様式のモザイク、床や壁の低い部分は、ノルマン式の幾何学模様のモザイクで飾られている。

絵葉書

内陣の上半球形の円蓋に

「天使に囲まれた

全知全能の神キリスト」

(12世紀)

「全知全能の神キリスト」

絵葉書

「聖ペテロと聖パウロを従えた

王座のキリスト」

(14世紀)

柱にも豪華なモザイクが

ちりばめられている

絵葉書

豪華な説教台

床と壁の低い部分は幾何学模様の

大理石の象嵌細工

ノルマン式床モザイク

チケット

聖ペトロと聖パウロのモザイク

マッシモ劇場 (Teatro Massimo)


新古典様式(ネオ・クラシック)の堂々たる劇場。1897年に設立された、南イタリア最大のオペラの殿堂でウィーンのオペラ座、パリのガルニエ宮のオペラ座に次いで、3番目に大きいオペラの殿堂。内部はリバティ様式(アール・ヌーヴォー)。映画『ゴッドファーザーPart3』で使われた劇場としても有名。

天井は「音楽の勝利」を描いたフレスコ画

バッラロ市場(Mercato Ballaro)


パレルモ旧市街下町エリアに広がる「バッラロ市場」。パレルモ市内でも、特にその規模と安さで最も人気のある市場。

面白い形のトマト

緑のサボテンの実

お魚もお肉もフレッシュ!!