ペルー (Peru)


ペルー共和国 (Republic of Peru)

首   都 : リマ

公用語 : スペイン語、ケチュア語、アイマラ語


クスコ (Cusco) 〈クスコ市街:世界文化遺産〉


 

クスコ(ケチュア語で「ヘソ」の意味)は、標高3400メートルの高地に位置し、かつては太陽神を崇拝するインカ帝国の都 として栄えた街。現在は、マチュピチュへの玄関口として多くの観光客が訪れ る。1983年、「クスコ市街」として世界文化遺産に登録された。

 


マチュピチュ(Macchu Picchu) 〈世界文化・自然の複合遺産〉


尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にある 神秘の古代都市マチュピチュ。15 世紀のインカ帝国の遺跡で「空中都市」や「インカの失われた都市」などと呼ばれている。

マチュピチュ村


「マチュピチュ遺跡」のふもとにあるのがマチュピチュ村。この村は温泉があることでも有名で、「マチュピチュ遺跡」へ向かうためのシャトルバスが運行されており、観光客の拠点となっている。


チチカカ湖・シルスタニ遺跡


チチカカ湖 (Lake Titicaca)

: アンデス山中のペルーとボリビアの国境にまたがる。標高3890mに位置、汽船が航行する世界最高所の湖といわれている。琵琶湖の約12倍もの面積を持ち、60%がペルー領、40%がボリビア領。チチカカ湖は、インカ時代以前から先住民が暮らしていた地であり、現在もチチカカ湖やその周辺には先住民族が住んでいる。

 

シルスタニ遺跡 (Sillustani)

ペルー南部の都市プーノの 北約30キロメートル、ウマヨ湖畔にある遺跡。先インカ時代からインカ帝国時代にかけて 造られた石を円柱の塔のように積み上げた石積みの円形墳墓(チュルパ)が点在する。


ナスカ (Nasca)


ナスカの地上絵 (Nasca Lines) 〈世界文化遺産〉

: ペルーの首都リマの南に位置する都市イカのナスカ川とインヘニヨ川に囲まれた、高原の砂漠地帯(ナスカ平原)の地表面に描かれた模様や絵のこと。紀元前2世紀~8世紀頃に栄えたナスカ文化の人々が描いたと考えられている。巨大な絵を残した理由は、いまだ解明されていない。

 


バジェスタス島(Islas Ballestas)


ペルー南西岸沖の小島群。イカ県の県都イカの北西約60キロメートル、パラカス半島の沖合に位置する。オタリア、フンボルトペンギン、ペルーペリカン、ペルーカツオドリの繁殖地でペルーのリトル・ガラパゴスと呼ばれている。

パラカスの地上絵 エル・カンデラブロ (Candelabro de Paracas)


パラカス半島の北端に位置する砂丘に縦190m、幅70mで、深さ1mの溝により燭台が描かれている。ナスカ文化以前、紀元前700年から紀元400年頃に栄えたパラカス文化時代のものとされる。


リマ (Lima)〈リマ歴史地区:世界文化遺産〉


ペルーの首都。1533年にインカ帝国の首都クスコを制圧したスペインのフランシスコ・ピサロが、その2年後の1535年に建都した。旧市街のリマ地区(セントロ)と新市街のミラフローレス地区、サン・イシドロ地区がある。1988年にサン・フランシスコ教会修道院が、1991年に旧市街の古い街並みが「リマ歴史地区」という名称で全体として世界文化遺産に登録された。