チチェン・イッツァ遺跡〈世界文化遺産〉とセノーテツアー


H.I.Sのカンクン発「チチェンイッツァ遺跡と2大 セノーテツアー」に参加。 -2016.12.01-

グランセノーテ (Grand cenote)


カンクンから車で1時間30分~2時間程度、トゥルムにある「グランセノーテ」(Gran Cenote)は、偉大なセノーテという意味。透き通った水と鍾乳洞が幻想的な雰囲気。ダイビングができたら、最高です。写真を撮るだけでしたが…。

セノーテ・イキル(Cenote Ik Kil)


透明な水を有した丸い井戸型のセノーテで「聖なるブルーセノーテ」と呼ばれ、セノーテを囲うように植物の蔦や根がカーテンのように垂れ下がっていてる。ただ、このセノーテは、幻想的というか、みんな泳いだり、飛び込んで楽しんでいます。

階段を下りて上を見上げると。

マヤの先住民の衣裳(?)を着た人

お土産屋さん

チチェン・イッツァ(Chichén Itzá) 〈世界文化遺産〉


メキシコのユカタン半島北部に位置し、7~13世紀に栄えたマヤ文明最大級の都市。1988年に世界文化遺産に登録された。チチェン・イッツァとは、マヤ語で「イッツァ族の泉の湧き出るところ」という意味。ユカタン半島に多く点在するセノーテ(聖なる泉)を中心にして都市が繁栄したことから、そのように呼ばれていたと推測されている。メソ・アメリカと呼ばれる、メキシコからコスタリカにかけての密林地域には、多数のピラミッドが見つかっており、そのなかでも有名なピラミッド「エル・カスティーヨ(ククルカンの神殿)」をチチェン・イッツァ遺跡内で見ることができる。

1988年に世界遺産に指定されている。

エル・カスティーヨ(El Castillo)


マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッド。エル・カスティーヨのカスティーヨはスペイン語で「城」という意味。マヤの最高神である、羽を持った蛇の姿をした神・ククルカンを祀っており、四方は55.3m、高さ24mで9層に及ぶピラミッド。「ククルカンのピラミッド」、「ククルカンの神殿」とも呼ばれている。

上記写真:絵葉書

カスティーヨには4面に各91段の急な階段が配されている。階段を合計すると4×91=364、さらにこれに最上段の神殿の1段を足すと365となり、マヤ暦の一年を表している。出典:中南米に眠る神秘の古代都市『チチェン・イッツァ』 | wondertrip

「ククルカンの降臨」 : 北側の階段下にククルカン(羽毛を持つヘビの神)の頭が造られている。昼夜の長さが同じになる春分と秋分の時期に太陽が西に傾くと、階段の側壁にピラミッドの影が蛇の胴体となって浮かび上がり、階段下部のククルカンの頭像と合体し、巨大な蛇が姿を現す。これを「ククルカンの降臨」という。

戦士の神殿(Templo de los Guerreros)


神殿の入口にはククルカンの石柱や生贄文化の象徴「チャック・モールの像」があり、ここで太陽神への捧げものとして、生贄の儀式が行われていたとのこと。

千柱の間(Thousand Columns)


中央の戦士の神殿を取り囲むように、石柱群が立ち並んでいる。石柱にはたくさんのレリーフが彫られていている。

球戯場(Great Ballcourt)


全長168m、幅70mを誇る球戯場。球戯場のレリーフには神聖なゲームのルールと詳細が表現されている。手を使うことは禁止で、壁のリングにボールを入れると得点になるというゲーム。この競技は、豊作を祈る儀式として行われてたといわれているが、いまだ不明…。競技の勝者は(敗者という説も)、リーダーが生贄として神に捧げられた。球戯場の壁のレリーフにこのゲームのチームリーダーが斬首される様子も示されている。また、球技場の内部は音響効果に優れていて場内で音を出せば、エコーが響き渡る。

上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

壁のリングがゴール

球戯場のレリーフ 

ゲームのリーダーが斬首される様子

頭蓋骨の棚 〈ツォンパントリ〉(El Tzompantli)


頭蓋骨の棚 〈ツォンパントリ〉という基壇。当時、この基壇の上に生贄の頭蓋骨に穴を開け、棒を通して並べたと言われており、基壇の側面に頭蓋骨の彫刻。

ジャガーの神殿(Templo de los Jaguares)


上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

鷲とジャガーの基壇(Plataforma de Aguilas y los Jaguares)


鷲とジャガーの基壇には心臓をを食べる鷲とジャガーの姿が描かれている。

上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

天文台 エル・カラコル(El Caracol)


高さ12.5mの円形の天文台。カラコルとはスペイン語で「カタツムリ」、「らせん」の意味。天文台内部に螺旋階段があることからきている。ドーム部分には観測窓があり、観測窓は天体の運行に合わせて設けられており、春分の日の日没や、月が沈む方向などを正確に観測することができたという。

上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

金星の基壇(Plataforma de Venus)


高僧の墓(オサリオ)(El Osario)


チチェン・イッツア遺跡の南側にあるピラミッド型の納骨堂(オサリオ)は、高僧の墓と呼ばれている。階段の両脇にはヘビの彫刻が置かれ、1つは羽根があるヘビ神・ククルカン、もう1つは羽根のない雲のヘビ神と言われている。

上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

尼僧院(Conjunto de las Monjas )


崩れかけた階段が残る大きな3階建ての歴史的建造物が尼僧院。内部には小さな個室が複数存在しており、この地を植民地化したスペイン人により尼僧院と名前が付けられた。

教会(La Iglesia)と尼僧院(Conjunto de las Monjas )東側


左が教会、右が尼僧院東側。

イグアナがご挨拶に???

聖なる泉(El Cenote Sagrado)


直径60m、水深80mにも及ぶ。雨の神チャックの住処とされており、当時、干ばつや豊作を祈願する際、生贄の儀式を行い、男も女も子供までもが捧げられたといわれている。後にここで多くの人骨や装飾品などが発見されている。

上記写真:PANORAMIC BOOKより転載

上の写真と比べると濁っています。

遺跡内に並ぶ露店