中町天祖神社(世田谷区中町)


祭神は天照大神・倉稲魂神(稲荷さま)で、玉川村野良田(現在の玉川中町)の鎮守氏神として古くから鎮座していたが、由緒は不明である。「新編武蔵風土記稿」に「神明社除地一段歩、字上にあり村の鎮守なり、祭礼は九月二十二日、当村金剛寺の持なり」とあり、神社名も慶応4年(1868)9月までは神明宮と称し、その後改名され、明治7年10月には天祖神社と明記されてある。境内の末社として、祓戸神社、阿夫利神社、日枝神社が祀られ、祓戸4柱神、大山咋命、大山咋命がそれぞれ祭神である。本殿向って左側の稲荷神社の石柱に「奉納弁才天燈明台、為萬民豊楽、五穀成就也」、「宝暦六丙子天二月吉辰、武州荏原郡世田谷領野良田村願主糟谷某、臼井某(各省略)」と刻まれてあり、この当時より野良田の鎮守として、また五穀豊穣祈る氏神として崇拝されていたことがわかる。~せたがや社寺と史跡より抜粋転載~

「一の鳥居」

「手水舎」

「二の鳥居」

子持ちと珠持ちの阿吽の狛犬

「拝殿」

木鼻は見返りの唐獅子

「神楽殿」

「境内社」

阿夫利神社と日枝神社とある

蛇が形取られた石

「力石」