平林寺 (埼玉県新座市野火止)


「金鳳山平林寺」は、禅修行のための専門道場を持つ臨済宗妙心寺派の古刹。創建は永和元年(1375)、今からおよそ650年程前の南北朝時代にさかのぼる。開山は当時鎌倉建長寺の住持をしていた石室善玖禅師。なお、「平林寺内」に雑木林を主とする広大な総面積13万坪(東京ドームおよそ9個分)の「平林寺境内林」がある。雑木林としては唯一、指定国指定天然記念物に指定されている。また、その紅葉は有名で秋が深まる頃には境内林が真っ赤に染まる。 -2015.09.20- (「平林寺」の紅葉の写真はSeason 花・紅葉・祭り 秋 平林寺へ)

「総門」

<県指定有形文化財(建造物)>

山号扁額「金鳳山(きんぽうざん)」、門柱に「臨済宗平林寺専門道場」を掲げる。~平林寺HPより転載~

上記写真:平林寺HPより転載

「山門」

<県指定有形文化財(建造物)>

築350年の風格を湛える「平林寺」のシンボル。江戸時代前期、「平林寺」が岩槻から移転された際に現在の地に移築された。~平林寺HPより抜粋転載~

「山門」の裏側

「中門」

<県指定有形文化財(建造物)>

総門をそのまま小さくしたような造り。山門、仏殿、中門の4棟は総門から一直線上に配されている。非公開、通年閉門。~平林寺HPより抜粋転載~

「仏殿」

<県指定有形文化財(建造物)>

端正かつ威厳ある佇まい。本尊には釈迦如来坐像、脇侍には迦葉尊者と阿難尊者を祀る。扁額は江戸中期の書家三井親和(みついしんな)の揮毫。~平林寺HPより抜粋転載~

扁額」

江戸中期の書家三井親和(みついしんな)の揮毫。

「本堂」

本尊の釈迦如来坐像をはじめ、達磨大師坐像等が祀られている。現「本堂」は、江戸末期の火災で庫裡と共に焼失した旧堂に近い形で、明治期に再建されたもの。非公開。~平林寺HPより抜粋転載~

「戴渓堂(たいけいどう)」

日本に書法・篆刻を伝えた独立性易(どくりゅうしょうえき)禅師を祀る。独立禅師は、隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師と共に第4代将軍徳川家綱謁見のため、長崎から江戸に随行。その際、当時の老中松平信綱は独立禅師を厚遇した。~平林寺HPより抜粋転載~

「放生池(ほうしょういけ)」

「境内の墓所」

「大河内松平家廟所」

大河内松平家は、第3代将軍徳川家光、第4代将軍徳川家綱に老中として仕え、川越藩主でもあった松平伊豆守信綱によって興された一族。3,000坪の墓域に170基余りの墓石が配されます。墓石数、保存状態の良さとも全国有数の廟所。~平林寺HPより抜粋転載~

「平林寺境内林」

雑木林を主とする広大な境内林は、総面積13万坪(東京ドームおよそ9個分)。かつての武蔵野の雑木林の面影を残す貴重な文化財として文化庁、埼玉県、新座市等と連携し、境内林(雑木林)の整備が行われている。国指定天然記念物(雑木林として唯一指定)。~平林寺HPより抜粋転載~


平林寺・野火止用水散策コース


平林寺総門からJR武蔵野線新座駅まで約3km(徒歩45分)の散策コース。新座市内を流れる「野火止用水」に沿って、緑道が整備されている。帰りに歩いてみました。

散策路で拾った木の実