祇王寺 (京都府京都市右京区)


「祇王寺」は竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られている。昔の「往生院」の境内にあり、「往生院」は法然上人の門弟良鎮によって創建されたと伝わっており、山上山下にわたって広い寺域を占めていた「往生院」も後年は荒廃し、ささやかな尼寺として残り、後に「祇王寺」と呼ばれるようになった。 -2016.11.06-

「苔庭」

「草庵」

ひっそりと佇むかやぶき屋根の「草庵」。中には祇王、清盛公ら五人の木造が安置されている仏間があり、吉野窓から外の景色を眺めることができる。

「吉野窓」

草庵の中の控えの間にある大きな窓。窓の格子と外の竹やぶが交差し、影が色づいてみることから「虹の窓」とも呼ばれている。

写真出典:祇王寺HPより転載

「水琴窟」