秋の鎌倉散策


紅葉にはまだ早い?と思いつつ秋の鎌倉散策。生憎の曇り空の中、「海蔵寺」、「英勝寺」、「壽福寺」を巡りました。紅葉は、ちょっと早かったのか、台風24号の被害(塩害)の影響なのか、いまひとつの状態でした。やはり塩害は少なからずあるようで楓の葉はかなり傷んで見えます。「秋の鎌倉散策」はこちらへ。 -2018.11.19-

英勝寺 (神奈川県鎌倉市扇ガ谷)


初期の江戸城を築城した太田道灌の子孫で、徳川家康に仕えたお梶の方(英勝院)が道灌の屋敷跡に建てた尼寺です。お梶の方が行くと戦に勝利したことから、改名して、お勝という名になったそうです。お勝の方は、水戸将軍家の初代頼房の養母であったことから代々水戸家の姫が住職を務めています。江戸時代は水戸御殿と呼ばれたほど格式が高く、総門には三葉葵の紋を掲げ、さながら武家屋敷のような境内でした。仏殿、祠堂、唐門、鐘楼は江戸時代初期の建築で、これだけよくそろい、当時のままで残っている寺は少なく貴重です。(下記鎌倉市掲示より)また、「英勝寺」は、「花の寺」としても知られ、春は白藤、初夏はあじさい、秋は彼岸花など、四季折々の花々が境内を彩り、境内の奥に広がる竹林も美しい。

「山門」

<重要文化財>

屋根に反りがなく、真っすぐ葺き下ろされている。銅板葺き屋根の直線的意匠は、英勝寺の建物に共通した特色。

「仏殿」

<重要文化財>

間口、奥行きともに3間、屋根は寄棟、裳階(もこし)付きの瓦棒銅板葺の建物。軒を飾る子、丑、寅、卯など十二支の装飾彫刻が印象的。

写真出典:LINEトラベル

仏殿扉の「蝉錠」

"蝉を驚かせないよう静かにお参りください"という戒め、また、蝉は長い間地中にいて、そこから脱皮して姿を変えることから"再生"の象徴という意味があるそうです。

「書院」

「竹林」

「聖観菩薩」

「太子堂」

「英勝寺」の白藤


「書院」の藤棚の白藤(しろふじ)は、鎌倉有数の美しい藤棚。2005年5月4日に白藤を見に行ってきました。下の写真以外は、英勝寺の白藤 をご覧ください。

御朱印