荏柄天神社 (神奈川県鎌倉市二階堂)


日本三古天神の一つに数えられ、学問の神様、菅原道真公をまつる。1104年(長治1年)、雷雨と共に天神の天降り、神意を尊び里人がこの地に社殿を建てたと伝えられる。神社の「本殿」は、鶴岡八幡宮の若宮を江戸時代に移築、鎌倉に唯一残る鎌倉時代に建てられた建物で、国の重要文化財に指定されている。祭神の菅原道真が梅を好んでいたことから、境内には寒紅梅を始めとして100本以上の梅の木が植えられており梅の名所としても有名。-2017.03.28-

「二の鳥居」

境内案内図

荏柄天神社HPより転載

「拝殿」

「本殿」

〈国指定重要文化財〉

現存する本殿は、寛永元年(1624)の鶴岡八幡宮若宮の社殿造営に伴い、若宮の旧本殿を移築して再興されたものである。若宮は、正和5年(1315)再建後、中世を通じて維持されていることから、この「本殿」は、14世紀に遡る可能性がある。形式は三間社流造 、屋根は銅板葺である。内部は小組格天井とし、内法長押上の小壁に横連子を入れる。荏柄天神社本殿は、江戸時代初頭に鶴岡八幡宮の若宮本殿を移築したもので、鶴岡八幡宮の室町時代に遡る主要社殿を伝える唯一の例として重要である。三間社としては大型で、内外ともに細部の意匠も優れ,中世鎌倉における社殿の様式を知る上で欠くことのできない貴重な遺構である。~国指定文化財データベースHPより抜粋転載~

「大銀杏」

 

御神木の「大銀杏」。古い史料にると、御由緒にある「天神画像」が天降った地を里人が畏れ、踏まれないように「いちょう」を植えたと記されているので樹齢は神社と同じく900年程度と思われる。高さが25m、胴回りが10mの大木。~荏柄天神社HPより抜粋転載~

絵筆塚


境内にかっぱの絵を描き続けた漫画家清水崑氏が長年愛用した絵筆を供養するために建てた「かっぱ筆塚」がある。この「かっぱ筆塚」を建てた清水氏の遺志を継いで漫画家横山 隆一氏らが1989年(平成元年)に「絵筆塚」を建立。横山隆一氏をはじめとする漫画家154人 によるカッパのレリーフが飾られている。

御朱印