大山の紅葉


大山(おおやま)は神奈川県伊勢原市、秦野市、厚木市の境界にある標高1,252mの山。伊勢原駅からバスで30分、バスを降りて「こま参道」をひたすら歩き、大山の山麓駅「大山ケーブル」駅へ。「こま参道」は、土産店や食事処、大山こまの工房などが軒を連ねている。大山からの展望は、関八州の展望台と言われ「かながわの景勝50」に選定され、山頂からの眺めはすばらしく、空気の澄んでいるときは相模平野から江ノ島、三浦半島、房総半島、東京都心の高層ビル群も望見でき、振り返れば丹沢表尾根から富士、箱根の連山、秩父多摩の山並みがつづき、東京近郊の山で隋一の眺望を誇っている。阿夫利神社と大山寺の紅葉を撮りに行く。 -2018.11.23-

雨降山 大山寺 (神奈川県伊勢原市大山)


天平勝宝7年(755)、奈良東大寺の別当良弁僧正が開基し、聖武天皇の勅願寺となった古刹。真言宗大覚寺派に属し、京都大覚寺の別院でもある。 通称「大山のお不動さん」と親しまれ、関東三大不動のひとつに数えられている。 文永年間(1264~1274)願行上人によって鋳造された本尊鉄鋳不動明王および二童子像は国の重要文化財に指定されている。~大山ケーブルカーHPより転載~ 「大山寺」と鮮やかな紅葉です。また、本堂前の参道の石段を紅葉のトンネルが赤く彩っていました。

出典:大山寺HP

「本堂」

明治初年の廃仏毀釈によって破壊されていたものを明治18年(1885年)に全国の信者たちの寄進によって再建されたもの。

「本堂」から見た景色

「宝篋印塔」

寛政7年(1795年)旧大山寺境内に建立。大正3年(1914)現境内に再建される。香花を供えて右回りに3度回ると願がかなうといわれている。地上高約11m、青銅造りの「宝篋印塔」は、日本国中稀に見る精巧巨大な塔。「宝篋印塔」は、“一功如来心秘密全身舎利 宝篋印陀羅尼経に依って建立するものなり”。

「鐘楼」

本来大山寺の梵鐘は徳川家光によって奉納されたものであるが、明治初年に破壊されくずとして払い下げられて、現在銘文「大檀那従一位左大臣源家光公」の部分のみが阿夫利神社々社務局に保存されている。現在の鐘は昭和24年(1949)6月吉沢久造氏夫妻他賛助者多数によって奉納されたもの。

「大師堂 」

弘法大師堂は明治40年(1907)東京浅草の不動講、本浅睦会の発願により本堂向かって左側に建立されたが大正3年(1914)「宝篋印塔」が再建されるにつきその前年右側に移したもの。内部には九十三体のお大師小像が置かれている。

「稲荷大明神」

「伯耆坊大天狗大神」(右)と

「八大童子」

「厄除 かわらけなげ 」

“かわらけ”は漢字で“土器”と書きます。「かわらけ投げ」は「大山寺」開山1250年を記念して、4月より開設しています。当寺院の「かわらけ」は、“厄除け”と書かれた直径6cmの天下ぼしの土器(どき)で、土にすぐ戻る素材です。“かわらけ”をがけ下に向けて投げると、厄除けに効くだけでなく、がけ下に直径2.5mの福輪があり、その中をくぐれば幸運をもたらすとされている。~雨降り 大山寺HPより転載~

「参道」

秋にはもみじ祭りが盛大に行われる

紅葉の名所

「参道」の石段の両脇には本尊不動明王の眷属(けんぞく:仏や菩薩に従うもので)である三十六童子像が並んでいる。一体一体、名前があります。