鬼子母神堂<国指定重要文化財>(豊島区雑司ヶ谷)


当山におまつりする鬼子母神(きしもじん)のご尊像は室町時代の永禄4年(西暦1561年)5月16日、清土(現在の文京区目白台)の地の辺りより掘り出され、その後、東陽坊(後に法明寺に合併)という寺に納められました。安土桃山時代の天正6年(1578年)『稲荷の森』と呼ばれていた当地に、村の人々がお堂を建て今日に至っています。現在の「本殿」は、寛文4年(1664年)徳川4代将軍家綱の代に加賀藩主前田利常公の息女で、安芸広島藩主浅野光晟公に嫁した自昌院殿英心日妙大姉の寄進により建立され、その後現在の規模に拡張されています。昭和35年に東京都有形文化財の指定を受け、昭和51年から54年にかけ、江戸時代の姿に復する解体復元の大修理が行われました。また、平成28年開堂三百五十年の折には、国の重要文化財の指定を受けました。~鬼子母神堂HPより転載~

「仁王像」

この二像は丈と幅が同寸といわれる珍しい姿で、もと、盛南山という寺の観音堂にあったものが寄進されたと伝えられている。

「百度石」

「本殿」

三間社流造で、「拝殿」・「相の間」を備えた、いわゆる権現造となっている。

「本殿」横を見上げると

"赤い天邪鬼(あまのじゃく)"

天邪鬼:人間に対して悪戯を働き、相手の真理を察して口真似をする小鬼の一種。 仏教では、四天王や明王などの武尊が天邪鬼を足で踏み付けて懲らしめる立像が数多く存在し、煩悩や悪心の権化として扱われている。

「大黒堂」

みみずく像」とみみずくベンチ

みみずく像」:鬼子母神のみみずく "鬼子母神鐘がったらみみずくがみんなの家庭せ運ぶ"。

境内で販売されている"すすきみみずく"も有名。


雑司が谷の郷土玩具

"すすきみみずく"

すすきの穂で作られたみみずくの人形。母の病気が治るようにと鬼子母神へ毎日お参りしていた娘への「お告げ」から誕生した逸話があります。お告げに従った娘は作ったみみずくを売り、母のために薬を買うことができたことから商売繁盛の縁起物としても知られています。 ~雑司が谷案内処パンフレットより転載~

上記写真: urban life metro

「法不動堂」

「武芳稲荷堂」

倉稲魂命(うけみたまのみこと)を

祀った古社

「大公孫樹」(おおいちょう)

高さ約33m、幹の周囲は約11m、樹齢700年という江戸時代から人々に敬われてきたご神木、雄株の公孫樹(いちょう)。東京都指定天然記念物。


日本で最古の「駄菓子屋」

境内にある江戸時代から続く

創業1781年の"上川口屋"

鬼子母神大門ケヤキ並木


天正年間(1573~92年)に雑司ヶ谷村の住人長島内匠が奉納したものと言われ、推定樹齢600年を超える古木は、現在は4本を残すのみとなっている。往時の参道両側には、茗荷屋、蝶屋、武蔵屋などの料理茶屋が並び、『遊歴雑記』にその繁盛ぶりが記されているほか、歌川広重画『江戸高名会亭尽』など浮世絵にも描かれている。東京都の天然記念物に指定されている。

「雑司が谷みみずく公園」

護国寺・雑司が谷散策


「護国寺」から雑司が谷へ。「雑司ヶ谷霊園」、「雑司が谷旧宣教師教師館」、「鬼子母神堂」を散策して来ました。歴史に触れることができた一日でした♬ 護国寺・雑司が谷散策 -2020.10.21-