多摩湖・狭山公園 -桜-


貯水池のシンボル「第一取水塔」を観たくて「多摩湖」(村山貯水池)へ。併せて、多摩湖の堰堤の東側に広がる桜🌸満開の「狭山公園」へ行ってきました。多摩湖は人造湖とは思えないほどの広さで湖のよう。ネオ・ルネッサンス様式のレンガ造り、円筒の丸いドームの第一取水塔は思い描いていたより素敵でした!! 狭山公園の桜を満喫し、「多摩湖自転車歩行者道」を小平まで歩きました。「多摩湖自転車歩行者道」緑道沿いの桜、小平の「小平霊園」桜と、桜🌸づくしの一日でした。-2023.03.30-

狭山丘陵案内図

狭山丘陵の都立公園HPより転載

多摩湖駅

多摩湖(村山貯水池)(東村山市多摩湖)


正式名称は、村山貯水池。人口増加に対応した水源確保のために1927年に完成した狭山丘陵を利用して造られたアースダム形式の貯水池。西側(上流側)の村山上貯水池(大正13年3月完成/アースダム、取水塔1基、堤高24.24m、堤頂長318.2m)と東側(下流側)の村山下貯水池(昭和2年3月/アースダム、取水塔2基、堤高34.5m、堤頂長610.0m)に分かれ、さらに隣接の山口貯水池と連絡管で結ばれ一体的に運用されている。ドーム屋根、アーチ窓でアクセントをつけたタイル張りの外壁が特徴の村山下貯水池の第一取水塔は、東京都の「都選定歴史的建造物」に選定。「日本で一番美しい取水塔」とPRされている。村山下貯水池の東側は東京都立「狭山自然公園」として整備され、春は桜で有名。

水面に映る白い雲

湖のようです♬

スマホで撮ると

水道水の源を守る貯水池林

村山・山口貯水池は森林(貯水池林)に囲まれている。貯水池林は、コナラが主体で、その他にスギ・ヒノキや谷筋の奥にはモミ、湿地にはハンノキも見られる。貯水池林の役割は、水道水のもとになるきれいな水を育むとともに、土砂が流れ込まないようにする働きをしている。さらに、貯水池林は、大気中の二酸化炭素を吸収し地球の温暖化を防ぐ働きがあり、森林の恵みを受けて生きる野生動物のすみかでもある。東京都水道局では、水道水の源となる貯水池を守る緩衝地帯として貯水池林を大切に守り育てている。東京都水道局~下記案内板より抜粋転載~

村山下貯水池取水塔(東大和市多摩湖)


村山下貯水池第一取水塔は大正14年7月完成、奥にある第二取水塔は、取水量を増やすために昭和48年2月に完成した。多摩川の水が羽村取水堰から取水されて地下導水管により原水を導き、村山上・村山下貯水池まで運ばれ、一旦貯留されたのち、この取水塔で取水され東村山、境、朝霞、三園の各浄水場に送られている。村山下貯水池第一取水塔は、ネオ・ルネッサンス様式で、煉瓦造りの円筒に丸いドーム状の屋根の特徴を持つ取水塔で「東京都選定歴史的建造物」に選ばれた。東京都水道局 

~下記案内板より抜粋転載~

第一取水塔と第二取水塔

スマホで撮ると

別の角度から見ると

白い屋根の西武ドームがみえる

村山下貯水池第一取水塔

<東京都選定歴史的建造物>

所在地:東大和市多摩湖町四丁目先 設計者:玉置岩男 建築年:大正14年(1925)

この取水塔は、村山下貯水池の完成に先駆け大正14年に建設された水道施設で現在でも東京の水道を支える重要な存在です。この建物は、高さ27.1mの塔ですが、その大部分は水面下にかくれている。水面上に突出した上屋に重厚なデザインのドーム屋根を乗せ、タイル張りの外壁には、柱形やアーチ窓が装飾されており、多摩湖のシンボルとなっている。東京都 ~下記案内板より抜粋転載~

スマホで撮ると

都立狭山公園(東大和市多摩湖町)


狭山公園は、都立狭山自然公園の区域内にあり、武蔵野の里山の風景や自然が今も色濃く残っている。都民の水がめである多摩湖(村山貯水池)の堰堤の東側に広がり、丘陵の湧き水や多摩湖からの流水で出来た宅部池やゆったりお弁当を広げてののんびり過ごせる太陽広場などがある。園内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラ等の桜が植えられており、多摩湖畔の桜とともに花見の名所として知られている。また、宅部池周辺のイロハモミジ、ハナミズキは新緑の頃と秋の紅葉の美しさは格別。

~下記案内板より抜粋転載~

狭山公園 園内MAP

狭山丘陵の都立公園HPより転載

狭山公園と多摩湖の境になっている堤防

多摩湖と園内とが一望できる

狭山公園を堤防から

狭山公園の桜

奥に見える塔は

西武園ゆうえんちのランドマーク

「富士見天望塔」

展望台

見上げると上に堤防

風の広場

桜と「富士見天望塔」

枝垂桜も

十二段の滝(余水吐き)

村山貯水池のオーバーフロー(越流水)を宅部川に流すために作られた水路で、落差約30mの落差工(十二段)及び溢流路で、構造は玉石張りのアーチ風段差工となっており、流れる水の勢いを抑えるため、このような段差がつけられている。貯水池満水時における堤体保護のため、緊急対策施設として設置されている。余水吐き施設、溢流路、余水吐き一号橋、余水吐き二号橋(滝見橋)などは大正時代に構築されたもの。~下記案内板より抜粋転載~

滝見橋の橋柱 

左側の橋柱に年号「大正十五年六月竣功」とある

野鳥の森へ

太陽広場

トウカエデの林へ

多摩湖自転車歩行者道


東京都東村山市の多摩湖堰堤の南端と西東京市を結ぶ自転車歩行者専用道路が、多摩湖自転車歩行者道。正式名は「東京都道253号(保谷狭山自然公園自転車道線)」で、全長21.9kmの都道。東京都水道局が管理する、東京の水道の水源のひとつ、村山貯水池(多摩湖)と境浄水場を結ぶ導水管の上を自転車歩行者専用道路「狭山・境緑道」にしたもので、幅員4mの舗装道。

Cycle Sports HPより転載

都立狭山・境緑道


狭山・境緑道は、生活に必要な水を山口・村山貯水池から境浄水場に送るため、大正12~14年につくられた水道施設を利用して、散策路、サイクリングコースとして設けられたもの。現在は、西東京市から東大和市までの10.5kmにわたって開園している。緑道沿いには、サツキ、ヤマブキ、アジサイ、サルスベリなど花の咲く樹木が多く、花の季節には彩りも鮮やかに装う。緑道と並行して自転車・歩行者専用道が通っている。

西武多摩湖線の線路沿いを歩く

空堀川付近

西武多摩湖線路の向こうは

「東村山公園」

都立 小平霊園(東村山市萩山町)


西武新宿線の小平駅から線路沿いに堂々としたケヤキ並木の表参道が正門まで続く。荘重な趣の伝統的な墓地と緑の芝に覆われた明るい墓地、新しい形の合葬式墓地などが広々とした墓域に配置され、周囲を樹林帯が囲んでいる。総面積のうち約半分が墓所で、樹林や草地、並木道が広がり、北側には武蔵野の面影をとどめる雑木林がある。開設は昭和23年で、面積は約65ヘクタール。~都立霊園公式サイト TOKYO霊園さんぽHPより抜粋転載~ 春は桜やツツジの花が咲き、秋には紅葉も楽しめる。

表参道