浅草スカイツリーと伝法院


グランドオープン前のスカイツリーを観に浅草へ。浅草へ何度も行きながら、入ったことのなかった伝法院へ。-2012.05.05-

スカイツリー (東京都墨田区押上)


2012年5月22日にグランドオープンする高さ634メートルの地上デジタル放送用タワー。

伝法院(東京都台東区浅草)


「伝法院」は、「浅草寺」の本坊であり、大玄関・客殿・使者の間、(安永6年(1777)の再建)大台所・大書院・住職の間(安永6年以降の再建)などの建築と、江戸時代初期の庭園からなる一画。庭園の大部分を占める「大池泉」は、北東部と南西部の池に大きく分かれ、2つの池は細い流れでつながれている。池の周囲に小径がめぐらされた「回遊式庭園」。寛永年間(1624~44)に、作庭家として著名な小堀遠州により築庭されたと伝わる。庭園からスカイツリーも。

「五重塔」

朱も鮮やかな五重塔は、昭和48年(1973)に再建された、鉄骨・鉄筋コンクリート造りの塔。外から見ると、「五重塔」は、地上面から建っているように見えるが、実際は基壇状の建物(塔院)の上に建っている。塔は、仏舎利を奉安したインドのストゥーパを起源とする。浅草寺の五重塔の最上層には、スリランカのイスルムニヤ寺院から昭和41年(1966)に奉戴した仏舎利が納められている。

「伝法院庭園」

<国指定名勝>

「伝法院庭園」は、「五重塔」と東京スカイツリーを借景とした「周遊式池泉庭園」。江戸幕府の茶人としても知られる小堀遠州による作庭といわれ、毎年3月中旬から5月上旬に特別公開される。平成23年(2011)に国指定名勝の指定。


夕景のスカイツリー