古河桃まつり(茨城県古河市古河公方公園)


「古河桃まつり」は、江戸時代に古河藩主・土井利勝が、領地に桃を植えさせたことに由来する。「古河公方公園」には、矢口・源平・菊桃・寿星桃・寒白桃などの花桃があり、桃林は鮮やかなピンク色で染まる。昨年に引き続き訪れました。ただし、残念なことに今年は花曇、花冷えでした。午後は陽射しが出たので、帰路は徒歩で古河の街を散策してみました。 -2019.03.28-  昨年訪問時の 古河桃まつり(May.2018)

矢口桃

花つき、花もちがよい。ひなまつりの切花の代表種。花:八重咲き、見頃:3月下旬。

源平桃

一本の木に紅白の花が咲く。源平の旗色にちなんで名前がついた。花:八重咲き、見頃:4月初旬。

寿星桃

樹高が低く、花が節々に密に付くのが特徴。花:一重・八重、見頃:4月初旬。

寒白

透き通るような純白の中輪八重咲きの花。花:八重咲き、見頃:3月下旬。

寒緋桃

緋赤色の八重咲きの花桃。 花桃の中でも特に鮮やかな花色。 早咲きの品種。

照手桃

ほうき立ち性で黄色がかった白色大輪花。

スノーフレーク

1.5cm程度の白いスズランのような釣鐘型の花を咲かせます。花びらの先は6枚に別れ、緑の斑点が入ります。草丈は30~40cmと背が高め。

~古河桃まつり会場の「古河公方公園」から散策しながら「古河駅」へ~

鷹見泉石記念館(茨城県古河市中央町)


古河藩が藩士たちのために用意した武家屋敷の一つで、隠居後もっぱら蘭学にいそしんだ鷹見泉石が最晩年を送った家。建物は寛永10年(1633)古河城主土井利勝が、古河城の御三階櫓を造ったときの残り材を使って建てたと伝えられている。平成2年、改修して「鷹見泉石記念館」として開館。

古木「楓樹」

<古河市指定文化財・天然記念物>

古河歴史博物館(茨城県古河市中央町)


平成2年、旧古河城出城跡に開館。周辺景観を生かし吉田桂二によって設計されたこの建物は、平成4年の日本建築学会賞、同8年の公共建築賞を受賞。常設展示は、古河藩家老鷹見泉石が収集・記録した蘭学関係資料、原始古代から近現代の歴史の概観、奥原晴湖や河鍋暁斎らの書画作品の紹介など3室。

古河文学館(茨城県古河市中央町)


茨城県内初の文学館として、平成10年に開館。大正ロマンの香りが漂う洋館で、歴史小説の第1人者である永井路子、推理作家の小林久三、時代小説から現代小説まで幅広く活躍した佐江衆一、詩人の粒来哲蔵、粕谷栄市、山本十四尾、歌人の沖ななも、児童文学者の一色悦子、金田卓也をはじめとする古河ゆかりの作家の作品や、児童文学史に大きな足跡を残した絵雑誌『コドモノクニ』の関連資料などを展示している。

篆刻美術館(茨城県古河市中央町)


平成3年春に開館した日本で初めての篆刻(てんこく)専門の美術館。旧城下町の石町通りに面して大正9年に建設された3階建て石蔵を改修したもので展示室も当時の雰囲気を残している。篆刻とは方寸(一寸四方)の石に篆書と呼ばれる書体で古代の漢詩などからとった言葉を刻んだ書道芸術。

篆刻美術館表蔵棟・裏蔵棟

(旧平野家表蔵棟・裏蔵棟)

<国登録有形文化財>

 

表蔵・裏蔵とも、ここで酒類卸売業を営んできた平野家の耐火石藏として、大谷石を用いて、大正9年(1920)に建てられました。その建築を手掛けたのは、地元古河の棟梁・石工たちでした。表蔵は、切妻造(きりづまづくり)・桟瓦葺・平入の石造三階建で、建築面積は、29㎡。妻面の開口部には優美な反りのある庇を設けて、老舗の風格を見せています。かつて内部は、一階は洋間・二階は納戸として使用され、三階には数寄屋風書院の座敷がありました。この表蔵と中庭をはさんで建てられた裏蔵は、切り妻造・桟瓦葺・平入の石造二階建で、建築面積は66㎡。ごく標準的な倉庫用の石藏でした。どちらも、古き良き時代の古河を象徴する建造物として、地域のランドマークになっていますが、平成2年~3年に古河市が行なった改修工事を経て、現在は篆刻美術館として、保存・再生・活用が図られています。 古河市教育委員会 ~下記案内板より抜粋転載~

古河街角美術館(茨城県古河市中央町)


古河市ゆかりの作家を中心とした優れた美術作品の鑑賞の場として、また、美術分野における市民創作活動の発表の場として、平成7年3月に開館。