田代平湿原 (青森県青森市駒込深沢)


十和田八幡平国立公園の北端に位置する「田代平湿原」。200万年前の火山活動で誕生したカルデラ湖が長い年月を経て湿原化したもので八甲田山周辺では最大の湿原。6月下旬はワタスゲの穂で湿原が白く彩られる。 -2003.07.08-

ワタスゲ

カヤツリグサ科の多年草。深山の湿原に群生。根茎は短く、根葉は線形。初夏、高さ約40センチメートルの花茎の先に花穂をつける。名前に「ワタ」とつくのは、花後、花被片が白長毛となって伸び、白色の綿ボール状の果実を結び丸い綿毛をつけることに由来している。

モウセンゴケ

湿原に自生する葉の表面の先から粘液を出し、張り付いた虫を補食・消化吸収する食虫植物。