佐原散策Ⅰ 香取神宮


<日本遺産> 北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み ─ 佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群 ─ から、前回は「佐倉」。今回は「佐原」を散策。

日本屈指の名社「香取神宮」と小野川沿いに伝統的建造物が残る「佐原の町並み」、日本厄除三大師のひとつ「観福寺」佐原エリアを回ってきました。-2023.10.24-

佐原まち歩きマップ

上記マップ:佐原町並み交流館HPより転載

「香取駅」

神道山古墳群(千葉県香取市)


神道山の大半は香取神宮の所有地で、昔は、香取神宮が「香取山根本寺」を置き寺領として與え守護させたが、安政年間(1780年頃)に廃寺となった。神道山には、古墳時代5~6世紀に構築された古墳12基があった。現在は主墳「前方後円墳」1基、陪塚と呼ばれる円墳が6基残っており、昭和52年に市指定の遺跡となった。なお、山頂には「枡原稲荷」も祭られている。(津宮まちづくり協議会)~下記案内板より転載~

香取神宮(千葉県香取市香取)


【御祭神】経津主大神(ふつぬしのおおかみ)

【由緒】香取神宮は、初代神武天皇の御代に創建されたと云われています。 経津主大神は、はるか昔天照大神の命により、武甕槌大神(たけみかづちの おおかみ)鹿島神宮の神と共に出雲へ派遣され見事交渉を成功させることが できました。二神は、大国主神から自らが最も大切としていた広鉾を授かり、日本の国を平定して天照大神の元へ復命されたのです。

【御神徳】この由緒からも、国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が最も篤く、特に『神 宮』の御称号(明治以前は、伊勢・香取・鹿島のみ)を以て奉祀されています。 奈良の春日大社、宮城の鹽竈神社を始めとして香取大神を御祭神とする神社 は多く、関東を中心に約400社ある香取神社も経津主大神を御祭神としています。~香取神宮HPより抜粋転載~

境内マップ

「大鳥居」

参道正面にある第二の鳥居


「総門」

<千葉県指定有形文化財>

香取神宮勅使門 一棟

この勅使門は、江戸時代中期の天明元年(1781)に香取神宮大宮司邸の表門として建てられたことが棟札によって知られている。大宮司邸は勅使を迎える斎館の役割もあったと考えられるが、残念ながら1946年頃の火災て焼失し、この門だけか残った。規模は桁行三間(21.075尺)、梁間ニ間(12.35尺)で、形式は一重の切妻造、茅葺の門で両袖塀が付属する。この門は建ちの高い大規摸な茅葺の門で、香取神宮の大宮司家の格式を示すものであり、類例の少ない社家建築の遺例として重要であることから、令和4年に千葉県指定有形文化財に指定された。香取神境内に遺る唯一の茅葺屋根の建造物として保存されている。~下記案内板より抜粋転載~

扁額「神徳報」

「手水舎」

香取神宮の御由緒

ご祭神 経津主大神(フツヌシノオオカミ)

大神は天照大御神の御神勅を奉じて國家建設の基を開かれ國土開拓の大業を果された建國の大功神であります。故に昔から国民の崇敬非常に篤く、國家鎮護、國運開發の神、民業指導の神、武徳の祖神として廣く仰がれて居ります。御創祀は神武天皇十八年と傅へられ現在の御社殿は元禄十三年の御造営にもとづくものです。明治以降は官幣大社に列せられ毎年四月十四日の例大祭には宮中より御使が参向される勅祭の神社であります。~下記案内板より抜粋転載~

「楼門」

本殿同様元禄13年に造営され、昭和58年重要文化財に指定された。南側、楼上の額は「東郷平八郎」の筆によるもの。

「拝殿」

<国登録有形文化財>

昭和15年国費を以って造営、黒の漆塗りを基調とし極彩色を取り入れた装い。入母屋、正面千鳥破風付、向拝一間 軒唐破風付、檜皮葺。

スマホで撮ると

「本殿」

<国指定重要文化財>

元禄13年(1700)徳川幕府の手によって造営され、昭和52年に国の重要文化財として指定された。屋根は、檜皮葺(ひわだぶき)、黒漆を基調とし た色合いに極彩色で彩りを加え、御神威の大きさを感じさせる。~香取神宮HPより抜粋転載~

「神楽殿」(祈祷殿)

香取神宮旧拝殿

<千葉県指定有形文化財>

元禄13年(1700)本殿や楼門(いずれも重文)などと一緒に造営された桁行五間、梁行三間、入母屋造、向拝一間、銅板葺き。昭和13年(1938)現拝殿の新築に際し移築された。修理に係わる4枚の棟札が附指定となっている。

「御神木」

樹齢千余年と云う。目通り約7.4m。

末社「 櫻大刀自神社」(さくらおおとじ神社)

御祭神:木花咲耶姫命(安産子育ての神)

御神徳:縁結び・安産・子育

末社「匝瑳神社」(そうさ神社)

香取大神の親神

御祭神:磐筒男神 磐筒女神

「三本杉」

後冷泉天皇御字源頼義公(御在位1045年-1068年)が参拝し「天下太平社頭繁栄子孫長久の三つの願成就せば此の杉自ら三枝に別れん」と祈願したところ一株の杉が三岐に別れた以来これを三本杉と云う」~下記案内板より抜粋転載~

「神饌殿」(しんせんでん)

<国登録有形文化財>

神前に献じられる神饌を調理する神饌殿。切妻、正面向拝一間、背面孫庇付、銅板葺。

「御神砂」

奥宮(千葉県香取市香取)


楼門より旧参道を西へ100m程に鎮座する社。経津主大神(ふつぬしのおおかみ)の荒魂を祀る。現在の社殿は昭和48年伊勢神宮御遷宮の折の古材によるもの。~香取神宮HPより抜粋転載~

「奥宮手水舎」

香取神宮 奥宮

御祭神の荒魂は、勇武果敢に円満調和なる和魂の支柱となっている。また荒ぶる魂は邪気を祓い霊妙な神気のもと、破邪顕正の働きも活発に開運厄除心願成就の御加護を得られます。~下記案内板より転載~

要石


地震を起こす大鯰を抑えるため地中深くまで差し込んでいるとされる霊石。 両宮にあり、わずかに露出している頭頂部は、香取では凸形石、鹿島では凹形をしています。~香取神宮HPより抜粋転載~

香取神宮 要石

念いかなうかなめいし 「石」は「意志」に通じます

要石

香取、鹿島の大神、往古この地方尚ただよえる国であり地震が多く地中に住みつく大鯰魚を抑える為、地中深く石棒をさし込みその頭尾をさし通した。香取は凸形、鹿島は凹形である。

「押手神社」

御祭神 宇迦之御魂神

「護国神社」

香取神宮境内にある“向坂の丘(むくさかのおか)”に鎮まる『香取護國神社』には、香取市ならびに旧香取郡の戦没者4,213柱をお祀りしている。

「佐原エリア」は、佐原散策Ⅱ 佐原エリア へ。