クロアチア・スロベニア・ボスニアヘルツェゴビナ10日間


クロアチア・スロベニア・ボスニアヘルツェゴビナ10日間( trapics )の旅。 -2015.07.16~2015.07.25-

上記地図:クロアチアツアーズHPより転載

オパティア(Opatija)→ 🚌 → トロギール(Trogir)→ 🚌 → スプリット(Split)観光へ。 -2015.07.19-

トロギール(Trogir)〈世界文化遺産〉


スプリットの西約25kmに位置する南北500m、東西1kmほどの小さな島。起源はギリシア時代にまで遡る古都。2300年にわたって続いた植民都市としての歴史を持つ。南北500メートル、東西1キロメートルほどの小さな島にあるトロギールの旧市街は城壁に囲まれ、ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック様式など、様々な時代にわたる歴史的建造物が所狭しとひしめいている。この「聖ロブロ大聖堂」がある旧市街は「古都トロギール」として、1997年に世界文化遺産に登録された。

旧市街への入口となる「北門」

街の守護聖人"聖イヴァン・ウルスィニの像"に

守られている

イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場 (Trg Ivana Pavla II)


「聖ロヴロ大聖堂」や「時計塔」、「市庁舎」といった象徴的な建造物が一堂に会している。

時計塔 (Gradski Sat)


広場南側に面して建つ15世紀に建てられた。

ロッジア(Loggia)


時計塔の隣にある「ロッジア」(涼み廊下)、中世の集会所だった所。15世紀以来の彫刻と柱頭装飾の柱で支えられている。

「ロッジア」の壁にあるレリーフ

貿易品に税金を掛けるためには

商品を正確に測ると言う意味の天秤を持つ

聖母のレリーフ

市庁舎 (Grad Trogir)


「大聖堂」と「時計塔」に挟まれている。かつての宮殿の建物。

聖ロブロ大聖堂(Katedrala sv. Lovre)


観光の中心地となる「イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場」に面していて、高さ47メートルの鐘楼はどこからも目印となる。主要な部分は13世紀半ばに完成したが、以降、17世紀まで建設が続けられたため、ロマネスク、ゴシックなどさまざまな建築様式が混在する。正面入口「ラドヴァンの門」の彫刻は、クロアチアの彫刻家ラドバン作品1240年ごろに作られた。クロアチアにおける中世美術の傑作とされる。

「ラドヴァンの門」

西側にあるロマネスク様式の正面入口は見逃せない門。ダルマチア出身の彫刻家ラドヴァン作の見事な彫刻で13世紀に造られたクロアチア中世美術の傑作と言われている。

タンパンの「イエスの生誕」

イエスの生誕と生涯が彫られている。

※タンパンとは、西洋建築において、玄関の頭上、アーチと梁に囲まれた部分。彫刻などの装飾が施されていることが多い。

両側の柱

獅子(ライオン)の上にアダムとイヴの像が左右両端にあり、左の柱には、イヴ像の内側に聖人と使徒のレリーフが、側面には外国の動物やケンタロウスなどのレリーフが、右の柱には、「未完成の十二宮」(生活や寓話をテーマに十二宮それぞれの月のシンボルを取り入れた作品)が彫り込まれている。

「主祭壇」

「主祭壇」は、13世紀に造られたもので八角形の天蓋と受胎告知の像に守られている。「主祭壇」手前の八角形の柱頭に支えられているのは「説教壇」で、柱頭はロマネスク彫刻。同じく手前にあるゴシック様式の「聖歌隊席」は、15世紀の傑作。


聖イヴァン礼拝堂


「聖イヴァン礼拝堂」は、「聖ロブロ大聖堂」の主祭壇手前左側にある。初期ルネッサンスの傑作と言われ、イタリアの彫刻家ドナテッロの弟子のニコラ・フィレンティナッツによって15世紀に製作された。礼拝堂はステンドグラス以外総大理石造りで正面にはトロギールの町の守護聖人イヴァン・ウルシーニの石棺が置かれ、その上には両側の天使に護られるように聖イヴァンの像が横たわっている。両側面には12使徒の彫像が刻まれている。

チケット

石畳の街を散策

トロギール運河とトロギールの市街地


スプリット(Split)〈世界文化遺産〉


古代ローマ皇帝が造った1700年前の遺跡と遺跡の宮殿の中で市民の日常が営まれている異色の旧市街。1979年、「スプリットのディオクレティアヌス宮殿」と「歴史的建造物」として、世界遺産に登録された。

ディオクレスティアヌス宮殿 (Dioklecijanova palača)


遺跡の名称にもあるローマ皇帝であったディオクレティアヌス帝が305年に皇帝の地位を退いた後、暮らしていた建造物であると言われている。宮殿の建造が開始されたのは、ディオクレティアヌスが皇帝の座を降りた年である305年から遡ること10年の295年であったと言われている。

「南門」:銅の門(Mjedena vrata)

建造時には海に面していた部分。ディオクレティアヌスが船で宮殿を出入りする際にはこの門を使ったとされていて、水路がそのままペリスティルの手前まで繋がっていたと言われている。

「ディオクレティアヌス宮殿」の地下

ディオクレティアヌス宮殿の南半分はディオクレティアヌスの私邸として使われていた。その地下には巨大な地下の空間が広がっている。もともとは1階で、1年間に1mmの地盤沈下が起こって、今では完全な地下空間になっている。

ペリスティル広場 (Peristill)


旧市街の中心部の広場。12本のコリント式の茶色の列柱は、ディオクレティアヌス帝が領土だったエジプトから運ばせた装飾用の大理石でエジプト遠征の際、ルクソールから持ち帰った「スフィンクスの像」も置かれている。この広場から皇帝の住居部分の玄関に入れるようになっている。

「スフィンクスの像」

聖ドムニウス大聖堂 (Cathedrala Sv.Duje)と鐘楼


ペリスティル広場の東側にある八角形のロマネスク様式の大聖堂。大聖堂の外観はシンプルだが、内部はロマネスク・バロック・ゴシックなど様々な様式で造られている。ディオクレティアヌス帝の霊廟が大聖堂へと改装され、現在、皇帝の石棺は残っておらず、現在はスプリットの守護聖人ドムニウスが祀られている。

八角形の建物をコリント式の柱が囲んでいる

「鐘楼」

13~16世紀にかけて造られた

高さ60mのロマネスク様式の塔

前庭(Vestibul)


「円形の広間」。かつて皇帝私邸の玄関広間。広間が前庭となっており、かつてモザイクで装飾され円屋根があった天井を見上げると、大きな穴が…。大聖堂の鐘楼、クロアチアの青い空が綺麗に見えとても素敵です!!

16世紀ごろまでは

円屋根が残っていたといわれている

ドーム状の前庭は音響効果がよいことからクロアチアの伝統音楽クラパが歌われる。クラパ(Klapa)とはクロアチアの伝統音楽で、男性のアカペラコーラスのこと。

旧市街と

クレシミロヴァ通り(Kresimirova Street)の石畳



「北門」:金の門(Zlatna vrata)

「ディオクレティアヌス宮殿」の正門。中心の広場「ペリスティル」に繋がっている。サロナと繋がる街道の終点でもあった。

「グルグール・ニンスキの像」

(Grgur Ninski Statue)

10世紀に実在したグルグール・ニンスキ司教を称える像。それまでラテン語のみで行われていたミサにクロアチア語を導入し、スラブ言語の保護に貢献したとされている。スプリトの英雄である司教の左足の親指に触れると幸運が訪れると言われていることから、スプリットの名所となっている。

スプリット港(Split cruise terminal)


クロアチアで最大の旅客港であり近隣の島々から他の国まで、地域全体の目的地を結んでいる。大型貨物船、クルーズ客船も錨泊している。海岸を埋め立てて造られた宮殿前のプロムナード「リヴァ」には、レストランやカフェが並んでいる。

ヤシの木が並ぶ

南国風のプロムナード「リヴァ」

スクラディン(Skradin)


クルカ国立公園の入口となるクルカ川河畔の小さな町。ツアーのランチで訪れました。

ランチで立ち寄ったレストラン「SKALA」

可愛らしいお店です♬

イカのフリット、ツナのグリル

展望台から見るスクラディン(Skradin)


プリトヴィッツェ湖畔国立公園へ向かう途中、バス休憩でクルカン国立公園内のサービスエリアへ(7/23)。展望台から見るスクラディンの街並みも素敵です!! 

クルカン国立公園内の

サービスエリアへの展望台から見る

スクラディンの街並み