トルコ (Turkey)


トルコ共和国 (Republic of Turkey)

首   都 : アンカラ

公用語 : トルコ語


イスタンブール(Istanbul)〈世界文化遺産〉


トルコ最大の都市であり、経済・文化・歴史の中心地でアジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがる都市。その中心を貫くボスポラス海峡は、黒海、マルマラ海、そして金角湾に注ぎ込んでいる。トルコ最大の都市であるイスタンブールの旧市街は、イスタンブール歴史地域(Historic Areas of Istanbul)として1985年、世界文化遺産に登録された。


トロイ遺跡(Archaeological site of Troy)〈世界文化遺産〉


ホメロスの叙事詩「イリアス」にトロイア戦争の舞台として登場する古代都市。ドイツ人の実業家ハインリッヒ・シュリーマンが史実に基づくものであると信じ、発掘された遺跡。遺跡の入り口には、トロイの木馬の複製が建てられている。1998年、「トロイの考古遺跡」として世界文化遺産に登録された。

 


エフェス遺跡 (Efes Oren Yeri) 〈世界文化遺産〉


トルコ西部、エーゲ海沿岸に位置する巨大な都市遺跡。ギリシャ時代にはじまり、古代ローマ、そして東ローマ帝国の時代まで栄え続けた長い歴史持ち、最も繁栄したのは、古代ローマの時代。今でも2000年以上前の遺跡が…。 2015年、世界文化遺産に登録された。


パムッカレ(Pamukkale)〈世界文化遺産〉


 トルコ西部のデニズリにある「石灰華段丘」。長い歳月をかけて、温泉に含まれている炭酸カルシウムが堆積したもの。古くから綿の名産地だったため、パムッカレとはトルコ語で「綿の城」「綿の宮殿」の意味。100以上もの石灰棚を温泉が満たし、昼間は空の色を反射して青く輝き、夕刻には茜色に染まるそう。このパムッカレの石灰棚とヒエラポリス遺跡 (Pamukkale & Hierapolis)は、「ヒエラポリス-パムッカレ」として1988年に世界文化遺産に登録された。

 


コンヤ・スルタンハン


コンヤ (Konya)

: トルコ中南部に位置する古都。歴史は古く紀元前3000年の青銅器時代から続いている 。メヴラーナの旋回舞踊でも知られている。

 

スルタンハン (Sultan Han)

: コンヤからカッパドキアへと向かう途中に、スルタンハンというキャラバンサライ(隊商宿)の町がある。その昔シルクロード(トルコはシルクロードの西の果て)の隊商たちが立ち寄った町。トルコのあちこちにキャラバンサライは残っているが、スルタンハンはトルコ最大規模の隊商宿。

 

 


カッパドキア (Cappadocia) 〈世界遺産(複合遺産)〉


トルコの首都アンカラの南東約280km、標高1000mを超える高原地帯にある。カッパドキアの東にあるエルジェス山と南西のハサン山で、300年前大噴火が起き、その際、火山灰と溶岩が大量に堆積し、凝灰岩や玄武岩などの地層が形成された。その後、柔らかい凝灰岩が風雨によって浸食された結果、固い溶岩を頂く様々な形の奇岩の林が出来上がってこの風景に。この地には迫害を逃れ移り住んだキリスト教徒の洞窟修道院や謎を秘めた地下都市などが残っている。「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として、1985年世界遺産(複合遺産)に登録された。