🌸しだれ桜巡り🌸 ”江戸の二大庭園”と称された「小石川後楽園」と「六義園」へ。「六義園」ではしだれ桜のライトアップを観賞してきました♬ -2014.03.29-
江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられた。庭園は、池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっている。特徴としては、各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されている。また、光圀の儒学思想の影響の下に築園されており、明るく開放的な「六義園」と好対照をなしている。なお、昭和27年3月、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定された。園内には5本のシダレザクラが春に咲く🌸
水面に映るシダレザクラ
カイドウも咲いてました♬
「円月橋」
光圀があつくもてなした明の儒学者朱舜水が設計したといわれる石橋。水面に映る様子と合わせると満月のように見えるので、この名がつけられた。(現在は渡れない)
「通天橋」
「東京ドーム」(左)と
「文京シビックセンター(区役所)」(右)
次は、「六義園」へGO!!
「六義園」は、造園当時から「小石川後楽園」とともに江戸の二大庭園に数えられていた。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳澤吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げた。「六義園」は、吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園。庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来する。庭園は、中の島を有する大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されている。明治時代に入り、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となった当園は、昭和13年に東京市に寄付されて一般公開されることになった。昭和28年3月31日に国の特別名勝に指定された。
シダレザクラ
庭園の中心部に入るための内庭大門をくぐると、シダレザクラが植えられており、3月末に枝いっぱいの薄紅色の花を咲かせます。園のシンボルともいえるこのしだれ桜は、高さ約15m、幅は約20mで流れ落ちる滝を彷彿させるその姿は圧巻。春の陽光に照り映える昼の姿と、夜空に浮かび上がる姿は、どちらも見ごたえ十分!!
第二のシダレザクラ「鶴姫のしだれ桜」
「吟花亭」跡に咲く高さが13mのシダレザクラ
陽が暮れてきました。
ライトアップ開始!!
全景はこれです!!
上記写真:東京都公園協会出典
第二のシダレザクラ「鶴姫のしだれ桜」