トルコ周遊8日間


"新トルコハイライト8日間"(トラピックス)のツアー参加。「トロイ遺跡」「エフェソス遺跡」「パムッカレ」「コンヤ」「カッパドキア」「イスタンブール」とトルコの人気観光スポットを巡りました。 -2007.02.07~02.14-

上記MAP:ターキッシュエア&トラベルHPより転載

カッパドキア(Cappadocia)→ 🚌 → カイセリ(Kayseri)→ ✈ → イスタンブール(Istanbul)  -2007.02.12-

イスタンブール (Istanbul) 〈世界文化遺産〉


トルコ最大の都市であり、経済・文化・歴史の中心地でアジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがる都市。その中心を貫くボスポラス海峡は黒海、マルマラ海、そして金角湾に注ぎ込んでいる。トルコ最大の都市であるイスタンブールの旧市街は、「イスタンブール歴史地域」(Historic Areas of Istanbul)として1985年、世界文化遺産に登録された。

「ガラタ橋」

(Galata Köprüsü)

イスタンブール旧市街の「エミノニュ桟橋」と新市街の「カラキョイ桟橋」を結んで金角湾に架かる両開き式の跳開橋(跳ね橋)。全長490m、幅42mで、上層と下層の2層式になっている。

ガラタ橋南側(旧市街側)の

「エミノニュ広場」

(Eminönü Square)

パンフレット

アヤソフィア博物館 (Ayasofya Muzesi) 〈世界文化遺産〉


高さ約55m、直径約31mもある巨大ドームを有したバシリカ式聖堂で、ビザンツ(東ローマ帝国)建築の最高傑作と言われている。最初の建築は、はるか360年。コンスタンティヌス帝によって総主教会として建てられたが、その後の歴史の中で、焼失、崩落、略奪などを受け、537年に完成。1453年になると、今度はコンスタンチノープルを制服したオスマントルコ帝国によって、イスラム教の宗教施設であるモスクに改装、イスラム教が偶像崇拝を禁止しているため、内部のモザイク画は漆喰で塗り固められ、イスラム装飾が施される。トルコ共和国に入ると宗教施設ではなく、博物館として公開されることになり、漆喰で塗り固められたモザイク画も復活。美しいビザンティン美術とイスラム美術の傑作が混同する博物館に変身した。

絵葉書&チケット

聖堂内に入ると、奥行き75m、幅70mの広大な空間が広がっている。

絵葉書

「天井ドーム」

高さ56m、東西に直径31m、南北に直径約33mとわずかに楕円形。中央には太陽のマークが描かれ、それを囲む様に、イスラム教の聖典「コーラン」から抜粋された碑文がアラビア語で記されている。

「アプス」(後陣)の「聖母子像」

中央には「ミフラープ」と呼ばれる壁龕(へきがん)がおかれている。ステンドグラスの窓は、オスマン帝国時代に破壊された窓に変わって取り付けられた。

「聖母子像」

アヤソフィアのモザイク壁画の中で

最も古いといわれる。

絵葉書

丸い円盤状(8つある)には、「唯一神アッラー」や「預言者ムハンマド」とその孫たち、更に「4人のカリフ」の名前を表すアラビア文字が装飾化されて描かれている。

メッカの方向を示す「ミフラーブ」

通常のモスクは、ミフラーブの位置が建物の中央に来るように建設されるもの。が、この「アヤソフィア」は元々教会だったため、方向的にメッカの方向を向いていない。このため「ミフラーブ」の位置が微妙に右側にずれているのだそう。そのため、このイスラム教最大の聖地メッカの方向を指し示す壁の窪み状の設備「ミフラーブ」が取り付けられた。

「大理石の瓶」

ペルガモン遺跡から出土した大理石の瓶。特別な日に水や飲み物を配るために使われていた。

「聖母マリアの手形」

別名「すすり泣く柱」。大理石の柱に小さな穴が空いており、親指を入れ残り4本の指で指が柱から離れることなくクルッと一周できれば、願いが叶うと言われている。

 キリスト教聖堂時代のモザイク画


アヤソフィア内の天井や壁面には、9世紀後期〜13世紀後期にかけて製作されたキリスト教聖堂時代の「モザイク画」が描かれている。アプス「聖母子像」のモザイク画以外は廻廊への傾斜路を登った先にある。

モザイク画の最高傑作と評される

「デイシス(嘆願)」

最も名高く、最も貴重なビザンティン美術最大傑作のひとつ。14世紀初期。この壁画は、キリストを中心に、聖母マリアと洗礼者ヨハネが描かれており、キリストの顔が立体的に描かれているのが特徴的。

絵葉書

右:皇后ゾエ、左:献金袋を持った皇帝コンスタンティノス9世、福音書を持ったキリストが祝福を与えている。

「聖母子と

12世紀の皇帝ヨハネス2世と皇后エレーネ」

絵葉書

入口付近にある

礼拝の前に身を清めるための「泉亭」

スルタンアフメット・ジャーミィ (Sultanahmet Camii) 〈世界文化遺産〉


オスマン帝国14代スルタン・アフメット1世が1609年から7年の歳月をかけてこのモスクを建造。大ドームを中心に4つの副ドームと30の小ドームから成り立ち、大理石とタイルで作られた外観と6基のミナレット。内装には青を基調とした2万枚以上ものイズニックタイルが用いられ、幾何学模様や自然の花々など、イスラムの伝統的な装飾文様が精緻に施さている。白地に優しい青色が調和し、美しく神聖な雰囲気に満ちていることから「ブルーモスク」の名でも親しまれている。ただ、近年の改修で今より抑えられた色彩になり、青というよりパステル調に近い色をしている。「アヤソフィア」のちょうど向かいに位置している。

高さ43m、直径27.5mの巨大なドーム天井と6本のミナレット(尖塔)。1日5回の祈りの時間を伝えるミナレットは、一つのモスクに2~4本あるのが一般的だが、スルタンアフメット ジャーミィには6本ものミナレットが建設された。

上記写真:2019 Toruko Tabibu.HPより転載

260以上もあると言われるステンドグラスの小窓からは光がドーム内に差し込む。差し込む光と天井から下げられたオレンジ色の灯りが荘厳な雰囲気に。

青を基調とした2万枚以上ものイズニックタイルが用いられ、幾何学模様や自然の花々など、イスラムの伝統的な装飾文様が施さている。

トプカプ宮殿 (Topkapı Sarayı) 〈世界文化遺産〉


1478~1892年にかけておよそ400年、オスマントルコ帝国歴代のスルタンが居住して政治を司った宮殿。巨大な大砲(トプ)がこの宮殿のボスポラス海峡に面した門(カプ)に据えられたことに由来する。ロケーションは、金角湾、マルマラ海、ボスポラス海峡が見渡せる丘の上。宮殿奥にある高台からの眺めは最高!!

チケット

「皇帝の門」

トプカプ宮殿は、二重の城壁に囲まれている。ブルーモスク側にある総門が「皇帝の門」。15世紀に、メーメットⅡ世がこの町を征服してから建てられた。

「至福の門」(幸福の門)

謁見の間の入り口となるこの門は、「至福の門」と呼ばれている。スルタンは神の使いで、臣民に幸福をもたらすと考えられていたので、この名が付けられた。国政の場としての外廷と、スルタンの私的住居である内廷、ハレムとを分けていた。

「The place for the sacred standard」

幸福の門の前の床にある石は、オスマントルコの旗を立てるためのもの。遠征により諸国を征服した後、遠征に持って行ったオスマン帝国の旗をここに立てて式典を行っていた。

「謁見の間」

政府の高官たちや諸外国の大使たちは

この広間でスルタンに謁見した。

「割礼の間」

皇帝スレイマンの時代に建築されたこの建物は、夏に皇帝が眠るための部屋だったとされる。割礼のために利用されたのは18世紀に入ってから。

ブルーのイズニックタイルが美しい

「イフタリエ」

スルタンイブラヒムが建てた

黄金で彩られた天蓋のある東屋

絵葉書

第4の中庭 テラスから

ボスポラス海峡や金角湾、新市街、アジアサイドなど

遠くまで一望でき絶景が広がります♬

皇帝の門から

「アヤソフィア」が見える。

イェニ・ジャーミィ (Yeni Cami)


ガラタ橋の近く、旧市街のエジプシャンバザールのすぐ隣。1598年にムラト3世の妻、サーフィエ・スルタンによって建造が開始された。工事中断や、火災などによる苦難を乗り越え、1663年、メフメット4世の時代に完成した。設計は建築家ダウード・アーによる。建築様式はオスマン様式。大きなドームとそれを取り囲む小さなドームのバランスが非常に美しい。

中庭

中央は礼拝前に身を清める「泉亭」

イスタンブールで最も美しいといわれる。

「中央ドーム」

高さ36m、直径17.5m

リュステム・パシャ・ジャーミィ (Rüstem Pasa Camii)


スレイマン1世の宰相で、皇女ミフリマーの婿だったリュステム・パシャのため、トルコが誇る大建築家、ミマール・スィナンが設計、1561年に完成。内装、外装ともに、イズニックタイルをふんだんに使っている。その数は5000枚以上とも。全面にブルータイルを張りめぐらせた内部は、素晴らしい。また、ブルータイルの中に赤色が。"トマトレッド"と呼ばれ、1500年代後半にだけ使われていたという珍しいイズニック・タイル。今の技術ではこの赤色は出せないとのこと。また、トルコの国花"赤のチューリップ"が描かれているタイルは傑作といわれ、ここには10種類以上のデザイン化されたチューリップの図柄のタイルが貼られている。ツアーのフリータイムに"イズニックタイル"を見たくて行ってみました!

リュステム・パシャ・ジャーミィ

後方は「シュレイマニエ・モスク」

絵葉書

イズニックタイルとは、現在のブルサ県イズニクで作られたタイルで、ブルサにあるイェシル・モスクとテュルベに使われたのが起源とされている。

絵葉書

「Spring tree」

イズニックタイルを代表する作品


ブルーと白の美しい天井

「ミフラープ」

ムスリム(イスラム教信者)たちにとって最も聖なるものであるカアバのある方向(キブラ)に向かう壁にある。

ブルーのイズニックタイルが

埋め尽くしています

赤のチューリップ♬

イズニックタイルのオールカラーの本

"TILES of Rüstem Pasa MOSQUE"

お土産に買いました😊

"トマトレッド"と呼ばれる赤色

トルコの国花チューリップ

グランドバザール(Grand Bazaar)


グランドバザールは、550年以上の歴史を持つ世界で一番大きく最も古いバザール。トルコ語で「Kapalicarsi(カパルチャルシュ)」、“屋根付きの市場”を意味している。3万700㎡という広大さで、66の通りが縦横し、入口の門だけでも11ヶ所設けられていて、4,000軒のお店がひしめくように軒を並べている。

ヌルオスマーニエ門」

Nuruosmaniye Kapisi

バザールの南東側の最も重要な正門で、上部のプレートには、立派なオスマン帝国国章がはめ込まれている。


トルコランプのお店

キュタフヤ陶器のお店