千手ヶ浜の九輪草 (栃木県日光市)


中禅寺湖の西にある南北約2kmの浜。「千手ヶ浜」とは、かつてここに千手観音堂があったのが名前の由来。九輪草は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。6月上旬から花が開きはじめ約1カ月観賞できる。高さ50cmほどまで伸びた茎のまわりに約2cmの白、薄紫、紫の花がコロコロと咲く。それが2段から5段ほど重なっているため、寺院の屋根の塔「相輪」の一部である九輪に似ていることから九輪草(クリンソウ)という名がついた。静かな木立の中で可憐だが凛とした花に感動しました!! -2004.06.13-